皆さま、こんにちは。 愛知県岡崎市で蓄電池と言えば、暮らす本舗ハピネス 株式会社ハピネスハウジングの夏目です。
蓄電池の購入を検討されている方の中には、容量は一体どのくらいあればいいのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、家庭用蓄電池の性能を比較する上で最も重要なのが、内蔵されている蓄電池の容量になります。
しかし、蓄電池はその特性上、カタログに記載されている容量を全て充放電できるわけではありません。
カタログに記載されている容量と実際の容量、一体どれくらいの違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、『蓄電池の実効容量』について見ていきたいと思います。
〈目次〉
・実効容量とは
・放電深度と電力変換効率
・まとめ
【蓄電池の実効容量とは】
実効容量とは、文字通り実際に使用できる蓄電容量のことをいいます。
先述したとおり、蓄電池はカタログに記載されている容量を全て使える訳ではなく、実際に使用できる容量は少なくなります。
【放電深度と電力変換効率】
それではなぜ、カタログの容量を全て使うことができないのでしょうか。
その原因は「放電深度」と「電動変換効率」の2つがあります。
■放電深度
放電深度とは、蓄電池の劣化を抑えるために設定させている容量に対する放電可能な割合のことをいいます。
通称DOD(Depth of Dischargeの略)とも言い、充放電を繰り返す蓄電池の劣化と密接に関わっており、放電深度が深いほど劣化が加速していきます。
そこで、家庭用蓄電池では出荷時に放電できる量を予め70〜80%に設定されています。
それによって、例えばカタログ値で10kWhと記載があっても実際に使用できる容量は、6.32kWh(計算式10kWh×95%×70%×95%)となります。
■電動変換効率
電動変換効率とは、貯めた電気を使う際に蓄電池の内部抵抗によって、生まれる電力損失のことをいいます。
リチウムイオン蓄電池は直流で充放電を行うので、交流からの充電・交流への放電の際にそれぞれ電力を変換しなければいけません。ほとんどの蓄電池では5~7%分の損失があります。
蓄電池の実効容量は、「放電深度」と「電動変換効率」の2つをかけた値となります。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
このように、蓄電池は実際にカタログに記載されている容量よりも使用できる容量は少なくなってしまいます。
そのため、「実際に欲しかった分の容量が少し足りなかった」というケースもあります。
蓄電池の購入を検討する際には、どのくらいの容量があれば何時間、どのくらいの電化製品を使うことができるのかをしっかりと考えておく必要があるでしょう。
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